明治２６年、日本橋の呉服商に生まれ、東京美術専門学校（現東京藝術大学）で彫金・洋画・彫刻を学んだあと、アールヌーボーに啓発され、ガラスの道を志しました。色彩豊かで流動的な形、そして暖かみのある作品は透明や切り子ばかりのガラス界に衝撃を与え、高い評価を受けました。制作意欲と情熱にあふれる藤七は日本人の美意識にもとづく「日本独自」のガラス芸術をめざし、花器・食器や茶器の制作を始めました。まｔ、色ガラスによる装飾壁面「コロラート」を生み出し、ガラスの近代建築への応用という新しい分野を築きました。

岩田蕗七は日本のガラス芸術の開拓者であるとともに世界のガラス芸術にも先進的な役割を果たし、現在のガラス作家にも多大な影響を与えています。

ロビーに飾られています「潮音」海の青さとと潮のイメージを感じる作品です。

総支配人　徳田幸造